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業績ニュース

化学大手、今期上方修正相次ぐ 石化製品好況で
三菱ケミHD、一転最終増益に 宇部興は2割増

2017/10/26 20:30
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化学大手の業績上方修正が相次いでいる。三菱ケミカルホールディングスは26日、従来は最終減益と見込んでいた2018年3月期が一転して増益になると発表。宇部興産も18年3月期の連結純利益予想を45億円上方修正した。両社とも過去最高益を更新する。プラント生産トラブルで各種の石油化学製品が値上がりしており、収益性が想定以上に高まっている。

三菱ケミHDは18年3月期の連結純利益(国際会計基準)見通しを前期比15%増の1800億円とし、従来予想から430億円引き上げた。配当も増やし、年30円とする。

石油化学部門が全体の利益成長をけん引する。今回改めた予想では、同部門の利益は前期比2倍の1290億円と見込む。世界首位のアクリル樹脂原料は、欧米プラントの生産トラブルなどで価格が急上昇。ポリエチレンなど汎用樹脂も海外メーカーの生産停止で需給が引き締まる。各種製品で、販売価格と原料価格の差(スプレッド)が拡大している。

純利益見通しを20%増の290億円へ引き上げた宇部興も、要因は石化製品の価格上昇だ。ナイロン樹脂の原料となるカプロラクタムは、中国メーカーの減産などで需給が逼迫。宇部興によると上半期のスプレッドは924ドルと、期初想定を約150ドル上回った。

24日にも住友化学がアクリル樹脂原料や汎用樹脂の値上がりを背景に17年4~9月期の業績予想を引き上げている。期初時点では米国のシェールガス由来の石化プラント稼働により市況が一時的に弱含むとの警戒感が根強かった。思わぬ好況継続で企業側も強気に転じている。

もっとも、株式市場は好調な石化市況を織り込み済みだ。三菱ケミHDが26日の取引時間中に上方修正を発表すると株価は下落。前日比2%安と5日ぶりに反落した。新たな会社予想はほぼ市場予想通りだったものの、前日に上場来高値を更新しているだけに利益確定の売りが出やすかったようだ。

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