2017年11月21日(火)

KDDI、「つながる車」ビジネスを3年で10倍に

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2017/10/26 13:00
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 KDDIは26日、東京モーターショーの開催にあわせ、「コネクテッドカー(つながる車)」関連の売上高を3年後に現在の10倍以上とする考えを示した。コネクテッドカーを巡ってはNTTドコモソフトバンクも力を入れており、通信事業者の動きが激しくなってきた。

AR技術を使って利用者が簡単に自動車点検できる

 KDDIの森敬一取締役執行役員常務は「コネクテッドカー関連のビジネスを3年後に10倍以上に広げたい」と語った。自動車に搭載される通信機能が増えるほか、自動車から得られるデータを分析することで生まれるサービスなど、様々な波及効果があるとする。

 同社は2016年にトヨタ自動車とコネクテッドカーの通信サービス分野で提携した。トヨタは20年までに日米で発売するすべての自動車に通信機能を搭載する計画。KDDIは通信基盤を提供する。トヨタは日米で年間、約400万台を販売しているため、KDDIはそれだけの規模の通信回線案件を獲得したことになる。

 東京モーターショーのブースでは、コネクテッドカーが普及したあとのサービスのイメージを展示した。例えば、拡張現実(AR)技術を使ってドライバーが簡単に点検できる。エンジンルームにタブレットのカメラをかざすと、エンジンオイルやブレーキオイルの交換時期を画面で知らせてくれる。

 通信機能を備えることで、自動車内部のメンテナンス情報もインターネット上で管理できる。こうした情報をスマートフォン(スマホ)やタブレットと組みあわせ、新しいサービスを提供できるとにらむ。

 KDDIは現在の自動車関連ビジネスの売上高を明らかにしていない。ただ、すでにトヨタの高級車やいすゞ自動車に通信機能を提供しており、一定規模になっているとみられる。コネクテッドカー関連ビジネスは20年以降、同社の成長を支える柱になりそうだ。

(堀越功)

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