群馬大、前橋で路線バスの自動運転実証実験

2017/10/25 22:00
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群馬大学は前橋市などと組んで、前橋市内の路線バスで自動運転の実証実験を行う。群馬大が保有する日野自動車製の小型バス「ポンチョ」に自動運転装置を装着、営業車として登録して実際に料金を取って乗客を乗せる。営業中の路線バスで自動運転の実証実験をするのは全国で初めてという。バス業界の人手不足や高齢社会の到来に対応した公共交通の確保に備える。

実証実験について会見する前橋市の山本龍市長(右)ら

日本中央バス(前橋市)が運行するJR前橋駅と上毛電鉄中央前橋駅間約1キロのシャトルバス路線で実施する。まず、11月からセンサーや自動運転装置を備えた普通自動車タイプの実験車両を走らせて、道路状況などのデータを収集する。2018年2月をめどに実験用の小型バスを投入、通常のシャトルバスに混じって営業運転をしながらデータ収集を続ける。

収集したデータを基に、路線に対応した自動運転システムを構築。18年11月から自動運転によるシャトルバスの営業運転を始めたい考えだ。警察庁が定めた公道での自動運転実証実験ガイドラインに従い、運転手が搭乗してハンドルに両手を添え、非常の際はすぐに人間による運転に切り替えられる状態(レベル2)で実施する。群馬大で自動運転システムに関する研修を受けた日本中央バスの運転手が乗務する。将来的には「レベル4」と呼ばれる完全自動運転を目指す。

群馬大は16年、自動運転の実用化を目指す次世代モビリティ社会実装研究センターを設立。理工学部のある群馬県桐生市を中心に自動運転車の実証実験を続けている。

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