海自練習機、比海軍に無償譲渡 改正自衛隊法を初適用

2017/10/25 16:01
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防衛省は25日、海上自衛隊がフィリピンに貸与しているTC90練習機2機を来年3月末に無償で譲渡すると発表した。3月をメドに新たに貸与する予定だった別の3機も無償で譲る。改正自衛隊法が先の通常国会で成立し、自衛隊の中古の防衛装備品を発展途上国に無償で譲渡できるようになったのを踏まえた。

同法を適用し、日本の装備品を外国に無償で渡すのは初めて。防衛装備庁によると、フィリピン側が有償の貸与から無償譲渡への切り替えを申請。フィリピン北部クラーク経済特区で23日に開いた小野寺五典防衛相とロレンザーナ国防相との会談で合意した。

日本側は計5機のTC90を無償で提供することで、経済規模が小さいフィリピンによる沿岸警備能力の向上を促す。南シナ海の軍事拠点化を進める中国をけん制する狙いがある。

日フィリピン両政府は昨年9月、TC90の貸与について合意した。海自はこれを踏まえて今年3月、2機を同国の海軍に引き渡し、来年3月末までの1年間を有償で貸し出すことにした。

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