ロヒンギャ難民帰還、合意至らず 交渉難航か
バングラ・ミャンマー内相が会談

2017/10/24 23:00
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【コックスバザール(バングラデシュ南東部)=新田裕一】バングラデシュのカーン内相は24日、ミャンマーの首都ネピドーで同国のチョー・スエ内相と会談し、イスラム系少数民族ロヒンギャの難民の帰還手続きなどを協議した。ただ帰還条件など具体的な合意内容の発表には至らず、交渉は難航しているもようだ。

難民帰還を巡る両国の閣僚級協議は、10月初旬にバングラデシュで開催されて以来、今回が2回目。帰還手続きについての早期妥結も期待されたが、国境警備での協力強化といった合意を発表するにとどまった。

ロヒンギャ難民の帰還について、アウン・サン・スー・チー国家顧問は「前例があり、すぐにも開始できる」と述べていた。だがミャンマー側は、同国が持つ記録と照合し住民だったと確認できることを条件に挙げた。受け入れも「1日100~150人」(ウィン・ミャ・エー社会福祉・救済復興相)と、早期帰還を求めるバングラデシュの要求と相いれなかったものとみられる。

バングラデシュ政府関係者は会談後、日本経済新聞の取材に対し「1カ月以内に両国で作業部会を設立し、帰還手続きについて検討する」と前回の閣僚級会議と同じ内容に終始した。

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