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予防接種ミス後絶たず 16年度900件増 厚労省、確認呼びかけ

風疹や麻疹など子供を対象にした定期の予防接種で、接種量や投与間隔を間違えるなどのミスが後を絶たない。厚生労働省によると、調査開始の2013年度から年々増加しており、16年度は900件増の計6602件に上ったという。ミスの報告制度の自治体への周知や、定期接種ワクチンの増加などが原因とみられる。厚労省はミス防止に向けた対策に取り組んでいる。

厚労省の調査によると、小学校の集団接種で26人の子供が予防接種を受けた。終了後に使用済みの注射器が23本しかないことが判明。使用済みの注射器で3人に接種をした可能性があった。小学校では感染や健康被害はなかったという。

こうしたミスは、血液感染を起こす可能性のあった重大なケースとされ、16年度は11件確認された。使用済みの注射針を使用したりし、器具を不適切な方法で取り扱ったのが原因で、いずれも健康被害などは報告されていない。厚労省は医療機関の確認不足が一因とみている。

このほかに予防接種のミスのパターンとして、最も多かったのは「接種間隔の間違い」だ。3475件と最も多く、全体の53%を占めた。

予防接種は定期と任意があり、肺炎球菌やB型肝炎など小児に多い疾患の定期接種は、15歳未満までに接種する努力義務となっている。

13年の予防接種法の改正で接種するワクチンの数が増加した。ワクチンの種類によっては接種間隔や回数が異なり、定期接種が増えていることが誤接種などの要因になっているとみられる。

過去、予防接種では誤ったワクチンを接種したり、間隔を間違えると重大な健康被害につながったケースもあった。

厚労省や国立感染症研究所は都道府県を通じ、各地の自治体や医療機関にワクチンの確認の徹底などの注意喚起をしている。接種の注意点をまとめたリーフレットを配布しているほか、医師などに向けた研修を行っているという。

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