北関東、自民が圧倒 経済界は政策推進に期待

2017/10/24 0:00
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22日投開票された衆院選で、北関東の小選挙区では全てに候補者を立てた自民党が15勝2敗と圧倒した。非自民が勝利したのは栃木2区と茨城7区のみでいずれも無所属候補だった。安倍晋三政権の継続や経済政策がおおむね支持された形となり、経済界からは政策推進に期待する声が上がった。投票率は、前回2014年の衆院選から改善した県もあったが全国平均を下回るなど低調だった。

栃木2区では民進党前職で選挙戦終盤に立憲民主党から推薦を受けた福田昭夫氏が、自民前職で元農相の西川公也氏を破った。茨城7区では公明党から推薦を得た前職の中村喜四郎氏が、自民前職の永岡桂子氏に競り勝った。永岡氏は比例区で復活当選した。

希望の党は小選挙区に14人を擁立したが敗れ、2人が比例復活。立憲民主党は群馬3区の候補が比例復活した。栃木県の福田富一知事は、与党の勝利をスポーツに例え「政権の安定も求めて、見慣れた選手、見慣れたユニホームを選んだ」と指摘。栃木2区については、与党の強引な政権運営への批判票が掘り起こされたとし「無党派層の人は冷静に政治を見ている」とした。

群馬県太田市の清水聖義市長は「また自公が大きくなりすぎたがこれはどうなのか。少し一歩引くようにしてやってくれたほうが安心できる」と述べ、数の力におごらない政権運営を求めた。「内部で活発に意見を交換しているのが外からも見える自民党であってほしい」とし、「安倍1強」のもと党内議論が不活発とされる昨今の自民党のあり方に苦言も呈した。

経済界からは期待や要望も。歯車製造の菊地歯車(栃木県足利市)の菊地義典社長は「政治が安定することが一番ありがたい」と話す。「民間企業をバックアップする施策が出てきている。企業はその流れに乗って動いていくべきだ」と語り、「生産性革命」や「人づくり革命」といった政府が掲げる目玉政策の加速に期待を寄せた。

ガラス機器などを製造するミトリカ(水戸市)の平沼博社長は「透明性の確保が重要だ」と主張。「経済政策や財源の確保、税制改革など具体的な道筋を明確に示してほしい」と注文を付けた。

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