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京大、ヒトiPS細胞で不整脈再現 創薬に活用

京都大学の山下潤教授らは23日、様々な細胞に育つヒトのiPS細胞から心臓の3次元組織を作り、致死性の不整脈を再現する手法を開発したと発表した。薬の候補物質をふりかけたときに不整脈が起こるかどうかの解析に使える。将来は心臓組織のモデルとして販売したい考え。製薬会社の新薬開発の効率向上に役立つと期待している。

研究チームはヒトiPS細胞から心筋細胞と細胞間を埋める線維芽細胞をそれぞれ作った。この2種類の細胞を混ぜて培養し、シート状の組織に成長させた。5~6層の細胞からなる3次元の心臓組織ができた。このシートに不整脈を誘発する薬剤をふりかけると、不整脈特有の不規則な動きなどが再現できた。

製薬会社は新薬候補を絞り込む際、心臓に不整脈を起こす可能性の有無を詳しく調べる。従来は培養したネズミの心筋細胞に薬剤をふりかける手法が一般的で、ヒトへの影響が正確に分からない例もあった。

iPS細胞を用いる方法も使われ始めているが、再現できるのは不整脈の前段階の異常で、突然死の原因となる不整脈は難しかったという。今回の手法を活用すれば、薬剤の心臓への影響をより正確に評価できるとみている。

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