2019年7月24日(水)

インサイド/アウトサイド

フォローする

CS敗退の阪神 欠かせぬ若手のさらなる奮闘

(1/2ページ)
2017/10/24 6:30
保存
共有
印刷
その他

レギュラーシーズンで2位に入りながら、2年ぶりに進出したプロ野球クライマックスシリーズ(CS)のファーストステージでDeNAに敗退した阪神。リーグトップのリリーフ防御率2.64を誇る救援陣を擁しながら、勝負どころで打線の迫力不足が否めなかった。攻撃陣の主力にベテランがそろうだけに、来季の巻き返しに向け若い野手陣のいっそうの奮起が求められる。

大山にはクリーンアップ定着への期待が大きい=共同

大山にはクリーンアップ定着への期待が大きい=共同

14日に開幕したCSでは1勝2敗で敗れ、今季の戦いが終わった。日程面の余裕がなく、雨が降り続く中、泥沼のようになったグラウンドで強行された第2戦で、頼みの救援陣が大崩れする不運も戦況に影響した。ただ、かさにかかって攻め立てるDeNA打線と比べ、攻撃陣につながりを欠いたのも事実だろう。

攻撃、ベテラン3人に頼る場面多く

2-0で勝利した第1戦でも、六回に先頭打者の糸井嘉男が右前打で出塁し、続く福留孝介が中堅右へ先制2ランを放ったのが唯一の得点シーンだった。40歳の福留、36歳の糸井と鳥谷敬のベテラン3人に攻撃面で頼る場面が多かったのはレギュラーシーズンも同様。CS敗退後に「めちゃめちゃ悔しい」と語った金本知憲監督は「スタメンを固定できない中で2位になったのは胸を張っていいこと」とも。健闘した手応えと、勝負どころで味わった悔しさを糧として、来季は金本監督の登用してきた若手がさらに存在感を増すことが重要だ。

練習では若手を自ら指導し「育てながら勝つ」をテーマにしてきた金本体制の下、CSでは来季への光明も見えた。監督自ら獲得を熱望し、白鴎大からドラフト1位で入団したルーキーの大山悠輔(22)が、CSで13打数7安打の通算打率5割3分8厘と大当たり。第2戦では左中間へのソロを含む4安打3打点と、大舞台での勝負強さを十分に発揮した。

大山は6月23日の広島戦で1軍デビューを果たすと、7月1日のヤクルト戦でプロ初安打となる先制3ランを放ち、チームの連敗を8で止めた。身長181センチ、体重85キロと大型の右打者ながら打撃に粗さがなく、金本監督も「選球眼もいいし、凡打でも内容がある」と素質を高く評価する。

「片岡(打撃)コーチが勇気を持って言ってきたから、こっちも勇気を持って決断した」と金本監督がプロ初の4番に抜てきした9月1日には、三回にカウント3ボールから左翼線へ先制の適時二塁打。ここぞという場面で思い切りのよさも光った。1年目は75試合に出場して打率2割3分7厘、7本塁打、38打点。数字はやや寂しいが、得点圏打率は3割1分7厘を残し、好機に強い打者であることを大きく印象づけた。

  • 1
  • 2
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

プロ野球コラム

電子版トップスポーツトップ

インサイド/アウトサイド 一覧

フォローする
7月7日の広島戦、7回に先制二塁打を放つ大山。50打点はリーグ5位タイだ=共同共同

 阪神はオールスターまでの前半戦を終え、39勝41敗4引き分けで借金2の2位タイ。この成績をふがいないとみるか、悪くないとみるかは判断が分かれるところだが、12球団トップの防御率3.40で踏ん張る投手 …続き (7/15)

日本ハムの入団記者会見で栗山監督(中央)と握手を交わしポーズをとる吉川(左)と宇佐見=共同共同

 プロ野球セ・パ交流戦明けの6月26日、日本ハムは巨人との2対2のトレードを発表した。藤岡貴裕、鍵谷陽平という中堅の2投手を放出。元左腕エースの吉川光夫を呼び戻したほか、大卒4年目の捕手・宇佐見真吾を …続き (7/2)

自らデータも読み取れるというDeNA・今永は抜群の安定感でチームをけん引する=共同共同

 4月に10連敗して出遅れたDeNA。他球団に引けを取らない戦力を考えれば予想外のシーズン序盤となったが、最大11あった負け越しを5まで減らし、最下位に沈んでいた一時の低迷から脱しつつある。チームが踏 …続き (6/18)

ハイライト・スポーツ

[PR]

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。