2018年4月24日(火)

三井化学、台湾に半導体製造用テープの新工場

2017/10/23 13:05
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 三井化学は23日、半導体の製造工程で使用する特殊な樹脂テープを増産すると発表した。約50億円を投じて、台湾に新工場を建設する。スマートフォン(スマホ)やあらゆるモノがネットにつながる「IoT」の普及で半導体の需要は増加している。顧客工場の近くに拠点を設け、半導体基板の厚みや回路幅に適したテープを素早く供給できるようにする。

三井化学の「イクロステープ」は100~500マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルの厚みで基板になる樹脂フィルムや接着層を作り込む

 半導体基板の裏面を研磨する工程で表側の回路面に貼り、損傷や異物混入を防ぐ樹脂テープを増産する。100%子会社の三井化学東セロ(東京・千代田)が「イクロステープ」の製品名で販売しており、現在の製造拠点は名古屋工場(名古屋市)だけだ。

 台湾の高雄市に5万平方メートルの敷地を確保した。新工場は2019年9月に稼働させる計画。まずは1ラインを設置して、生産能力を現在の約1.5倍に引き上げる。今後の需要を見ながら3ラインまで増設する考えだ。製造するテープの厚みなどで生産効率は変わるが、薄型タイプなら1ラインで年380万平方メートルを製造できる。

 イクロステープは半導体基板の表面にある凹凸に合わせてぴったり貼り付き、剥がしても基板側に接着剤が残らないなどの特徴がある。半導体工場の要求ごとに細かい機能を作り込む技術サービスも採用の決め手になる。同社によると世界シェアは3割で、日東電工など競合を抑えトップシェア。今後は半導体製造の別工程や電子部品の製造工程にも用途範囲を広げる方針だ。

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