2019年6月18日(火)

台風21号 関東を横断 死者5人、各地で交通乱れ

2017/10/23 10:20 (2017/10/23 16:11更新)
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超大型の台風21号は23日午前、静岡県の御前崎市付近に上陸した後、関東地方を横断するように北東に進み、東北沖に抜けた。各地で大雨や強風が続き、大阪で水没した車の中から女性の遺体が見つかるなど、これまでに5人が死亡。気象庁は広範囲で土砂災害や河川の氾濫などの危険性が高まっているとして注意を呼びかけた。気象庁によると午後3時ごろ、北海道の東の海上で温帯低気圧に変わった。

和歌山県紀の川市で住宅に土砂が流れ込んだ現場(23日午前)=共同

和歌山県紀の川市で住宅に土砂が流れ込んだ現場(23日午前)=共同

台風の通過に伴い、交通機関は23日の始発から運休や遅れが相次ぎ、通勤通学客らに影響を与えた。

気象庁によると、上陸時期は1951年以降で3番目の遅さ。超大型のままの上陸は、現在と同等の解析記録が残る91年以降で初だった。

台風21号は23日正午現在、岩手県宮古市沖を時速80キロの速さで北東に進んでいる。中心の気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートル。中心から北側390キロ、南側280キロが風速25メートル以上の暴風域になっている。

東日本は広い範囲で大雨・暴風となり、河川が氾濫したり、氾濫危険水位を超えたりした。東京都の三宅島は風速35.5メートルを観測し、これまでの記録を更新した。24日正午までの24時間に予想される雨量はいずれも多いところで、関東、北陸、北海道で80ミリ。24日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は東北、北海道が30メートル(45メートル)、関東が25メートル(35メートル)など。

各地で被害が相次ぎ、大阪府岸和田市の府道付近で水没した車の中から女性の遺体が見つかり、大阪市東住吉区で80代の男性が物置のシャッターの下敷きになるなど、5人が死亡。ほかに和歌山県紀の川市の住宅で土砂崩れに巻き込まれた男性が意識不明の重体。茨城県常陸太田市ではアユ釣りに出かけた男性が行方不明になった。

週明けの23日朝の通勤通学にも影響が出た。JR東日本によると、湘南新宿ラインは始発から正午ごろまで運休を決定。武蔵野線や外房線などで運転を見合わせた。

東海道新幹線は始発から上下線計6本が運休。三島―新富士間の上り線では架線にポリ袋が付着した影響で約30分の遅れが出た。北陸新幹線は上田―佐久平間で倒木撤去のため、一部区間で運転を見合わせた。上下線で2本が運休し、最大で約3時間の遅れが発生した。山形新幹線は午前中の運転を見合わせた。

空の便は羽田空港発着便を中心に欠航が相次いだ。日本航空は午前11時時点で139便、全日空は午前11時50分時点で110便の欠航を決定。計約2万6千人に影響が出た。

高速道路も東名高速道路や中央自動車道、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)などの一部区間が大雨の影響などで通行止めとなった。

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