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根拠が見当たらない ウッズ復調の便り
ゴルフジャーナリスト ジム・マッケイブ

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2017/10/26 6:30
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 もはや風物詩――と表現すべきだろうか。

 毎年3月となってコートを脱ぐ陽気になると、男子ゴルフのメジャー第1戦、マスターズ・トーナメントの気配が感じられるようになる。春とマスターズは、多くのゴルフファンにとって一つのものだ。一方でこのところ、秋になって新しいシーズンが始まるころになると、ある選手の復帰の便りが届く。

 先日、タイガー・ウッズ(米国)がドライバーでティーショットを打っているビデオをツィッターで公開して、復調をアピールした。

 8月の終わりにアプローチ、10月上旬にアイアンの練習風景を公開したのに続いての映像ではあったが、プレースリリースもなければ、本人のコメントもない。よって、春に手術をした腰の状態はどうなのか、ゴルフはどの程度のレベルなのか、果たして復帰は近いのか――。肝心なことをあのビデオから、読み取ることはできなかった。

 いってみれば、情報はゼロに等しいが、それでもウッズには根強い固定ファンがおり、彼らの目には映っているものが違うかもしれない。悲しいかな、我々ゴルフメディアもウッズがそうしたビデオを公開すれば、裏を取ろうと動かなければならない。

期待は早々にしぼむことに?

 しかし、これまで通りなら、ファンの期待は早々にしぼむことになるのではないか。我々もいつのまにか頭の片隅に追いやってしまうことになるだろう。何しろ、これまでがこれまでなのである。

・過去4シーズン、彼は19回しか大会に出場していない(棄権除く)
・その4年、少なくとも5~6回は「全く痛みはない」「体の状態がいい」といい続けたが、そうだったことがない
・まるで一度引退したボクサーのように何度も復帰しているが、いずれも短期間に終わっている

 振り返れば、ちょうど2016年の今ごろもウッズは復帰を明かした。実際、12月には非公式大会ながら、彼がホストを務める慈善大会のヒーロー・ワールドチャレンジに出場している。あの松山英樹が優勝したイベントだが、そこでウッズは72ホールを4アンダーで回った。このとき17人中15位。それでもポジティブなサインと受け止める人もいたが、全盛時のゴルフとはほど遠かった。年が明けた今年1月、米サンディエゴで行われ、過去7度の優勝を果たして相性のよかったファーマーズ・インシュアランス・オープンでは予選落ち。そのままアブダビ首長国へ飛んでオメガ・ドバイ・デザート・クラシックに出場したものの、第2ラウンドの前に腰の痛みを訴え棄権を決めた。

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