東海の選管、ラストスパート 「天候注意し投票を」

2017/10/21 13:00
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衆院選で投票率をアップさせようと、選挙管理委員会がラストスパートをかけている。イベント会場や宣伝カーなどで22日の投票を訴える。ただ日本列島に接近する台風21号の影響で、予定していた取り組みを縮小せざるを得ない選管も。投票率を左右する当日の天気も荒れ模様で、「注意しながら投票所に足を運んで」と呼びかける。

愛知県選挙管理委員会が開いた啓発イベント(20日、名古屋市中区)

愛知県選挙管理委員会が開いた啓発イベント(20日、名古屋市中区)

「明日は選挙の日です。投票に行きましょう」。21日、「名古屋まつり」で出店などが並んだ久屋大通公園(名古屋市中区)。同市選管はブースを設置し、学生ボランティアらの手も借りてポケットティッシュを配って投開票日をアピールした。

降雨もあって人出が少ない中、本物の投票箱を使った模擬投票も実施した。ただ台風21号の影響を考慮し、祭りで21、22日に予定されていた戦国武将にふんした仮装行列などによるパレードは中止に。会場行事も22日は取りやめとなり、同公園での市選管の取り組みも21日だけになった。宣伝カー16台での市内巡回は、22日午後7時まで続ける予定だ。

20日夕には、買い物客らでにぎわう名古屋市中区の商業施設「ナディアパーク」で愛知県選管の主催で模擬投票のイベントが開かれた。

香嵐渓、伊良湖岬、名古屋港水族館――。「選挙啓発メッセンジャー」に任命されたアイドルグループ「SKE48」のメンバーが、これらお勧めの観光スポットについて演説。集まった若者ら約100人が特設ステージで一票を投じていった。

参加した名古屋市中村区のアルバイトの男性(21)は「まだ選挙に行ったことがないが、これを機に投票しようと思う」と笑顔。同市北区の男性会社員(35)は「各党の政策を見比べて、必ず行く」と話した。

衆院選の投票率は低下が続いている。愛知、岐阜、三重の3県は全国平均と同様、2012年、14年と2回連続で低くなった。愛知でみると14年は54.19%と、旧民主党が政権交代を果たした09年の69.60%に比べて10ポイント以上落ち込んだ。同県選管の担当者は「特に投票率が低い20代、30代向けの取り組みをしてきた。上向いてくれれば」と話す。

岐阜県選管は14日に続き、21日も長良川競技場(岐阜市)でのサッカーJ2の試合で大型スクリーンを使って投票を促す動画を流す。選管の担当者は「家族や友人と一緒に見れば、話題になって投票所へ足が向くかもしれない」と期待する。

選挙区が5から4に減るなど大幅な区割り変更が行われた三重県では、県選管が大型ショッピングセンターなどで新区割りのチラシ配布を続けている。過去の選挙とは候補者の顔ぶれが様変わりした地域もある。「投票用紙に書く名前を間違えないよう気をつけて」(同選管)。

名古屋地方気象台によると、22日の東海地方は前線や台風21号の影響で雨や雷雨となり、非常に激しく降る場所もある見込み。愛知県選管は「足元が悪いので、投票所に向かう際はけががないように気をつけてほしい」としている。

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