2019年9月19日(木)

神鋼、JIS規格違反の可能性 管理職が不正隠蔽

2017/10/20 19:52 (2017/10/20 23:29更新)
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神戸製鋼所は20日、アルミ・銅製品のデータ改ざん問題で、社内調査後も管理職らが改ざんを隠蔽していたと発表した。新たに鋼材の厚板製品でも不正が発覚したほか、グループ会社で自社内の規格を満たしていたかのようなデータ書き換えや、ずさんな管理体制による日本工業規格(JIS)違反の疑いも浮上。同日、記者会見した梅原尚人副社長は「ガバナンス(企業統治)が十分でなかった」と陳謝した。

データ改ざん問題では、8月以降の社内の自主点検の中で、長府製造所(山口県下関市)の社員がアルミ製品の不適合品の検査データを報告せず隠蔽していた。19日に社内の窓口に情報が寄せられて問題が発覚した。梅原副社長は「グループ従業員の妨害だが、マネジメント側にも問題はあった」と述べた。

子会社のコベルコマテリアル銅管秦野工場(神奈川県秦野市)ではJISを巡る不正が発覚。銅管などについて品質基準を満たしていたものの、社員が同規格をさらに上回っているかのように偽装していた。

現在、同製品の出荷を自粛しているが、「出荷済み製品の安全性には問題ない」(梅原副社長)という。これとは別に2016年9月以前に同工場から出荷していた銅製品について、「JIS規格を満たしていない」と指摘した一般財団法人、日本品質保証機構は再審査を始めた。

「品質管理体制が十分でないと判断されれば、(JISを定めた工業標準化法に基づく)法令違反になる」(神鋼)と確認作業を急ぐ。グループの鋼板加工会社でも新たな不正が確認された。

同社の自浄能力には限界があることから、外部の弁護士などでつくる新たな委員会を設置する。

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