2019年3月24日(日)

原油タンカー運賃が一段高、米国から長距離輸送増加

2017/10/20 20:30
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原油を運ぶ外航タンカーの運賃が一段と上昇した。中国など東アジア向けに米国や西アフリカからの原油輸出が増えており、船の不足感が強まっている。指標となる大型オイルタンカー(VLCC、載荷重量約30万トン)の運賃指数、ワールドスケール(WS、基準運賃=100)は中東―極東航路で64前後。今月初めと比べ約2割高い。

10月上旬が大型連休だった中国や韓国が、休み明けに冬の需要期に向けて暖房用の原油輸入を増やした。タンカー調達が集中したことで運賃の上昇に拍車がかかった。「新しいタンカーに限ればWSは70台。船会社側は強気で交渉している」(海運ブローカー)

中東に加えて、割安な米国産原油の東アジア向け輸出も増えている。石油輸出国機構(OPEC)の協調減産適用を免除されているリビアやナイジェリアも積極的な輸出を続けているもよう。長距離輸送が増えてタンカーの稼働率は上がっている。

運賃の先高観から、早めに船を調達しようという石油会社も出てきた。「台風などの天候不順が続いて東アジアの港で荷揚げが滞れば、11月積みの船が一時的に足りなくなる恐れもある」(海運ブローカー)という。

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