2018年8月20日(月)

振込手数料引き上げ 東北の地銀で相次ぐ 岩手銀も

2017/10/21 2:00
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 岩手銀行は2018年1月から窓口やATMでの振込手数料を引き上げる。「サービスの維持・向上のため」としており、上げ幅は108~432円。消費税増税に合わせた改定以外では初めてとみられる。東北では昨秋以降、手数料を改定する地銀が相次いでおり、個人の負担がじわりと増えそうだ。

 改定の内容はカードの発行主体や振込先、振込額で細かく設定している。同行のATMは約500台。このほかコンビニエンスストアのATMも対象となる。

 例えば、毎月の家賃など3万円以上の自動送金は、振込元と振込先が同じ支店の場合、現行324円の手数料が540円になる。ATMで他行のカードを使って同一支店に3万円以上を振り込む場合、これまでは無料だったが、改定後は432円となる。

 同行のカードで同一支店に振り込む場合は無料を維持した。また個人、法人向けのインターネットバンキングでの振込手数料は据え置いた。

 また同行はATMでの同行支店への振り込みで、当日扱いの時間帯を拡大した。これまで午前8時~午後3時だったが、午後9時まで延長。新たに土日祝日も午前8時~午後9時で当日扱いとする。同行は「今後もこうした個人向けのサービスを検討したい」と話す。

 東北の地銀では振込手数料の引き上げが相次いでいる。東邦銀行が2016年10月、手数料改定の先駆けとなり、同じ福島県の大東、福島両銀行が続いた。今秋には9月に七十七銀行、10月に山形銀行が引き上げた。12月には荘内銀行が予定する。

 日銀のマイナス金利政策で銀行収益は厳しさを増している。岩手銀は「今回の手数料改定とマイナス金利は一切関係がない」と説明するが、ATMの運営にも巨額の費用がかかり、低額でサービスを続けるのは難しい環境にある。今後も同様の動きがありそうだ。

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