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業績ニュース

テルモの17年4~9月、純利益57%増 カテーテル好調

2017/10/19 20:30
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テルモは19日、2017年4~9月期の連結純利益が前年同期比57%増の320億円になったと発表した。従来予想は22%増の250億円だった。心臓血管の治療に使うカテーテル(医療用細管)や脳血管治療機器など、利益率が高い医療機器の販売が好調だった。高度な医療の需要が世界的に広がっており、同期間として2期ぶりに過去最高を更新した。

売上高は16%増の2840億円と従来予想を80億円上回った。収益のけん引役はカテーテル事業だ。カテーテル手術は細い管を血管に挿入し、心臓周辺の血管の詰まりなどを改善する治療法だ。

胸を切って迂回路をつくるバイパス手術よりも患者の身体的負担が軽いほか、入院期間も短縮できる。同機器を使った手術が先進国だけでなく、中国など新興国でも増えている。

テルモはカテーテル事業で国内大手。欧米勢に比べて規模は小さいが、世界的な需要拡大の追い風を受けている。カテーテルを手首から挿入する際に使う「ガイドワイヤ」が国内外で好調だった。血管が詰まるのを防ぐ「ステント」では、薬剤を塗布して効果を高めた高付加価値の製品も欧州などで伸びた。

前期に米医療機器大手セント・ジュード・メディカルから買収した止血機器「アンジオシール」も販売が想定を上回った。米国での営業強化の効果が出ているという。

営業利益は19%増の470億円と、従来予想から80億円上振れた。売上高営業利益率は16.5%と約0.5ポイント改善した。

18年3月期通期の業績予想は、11月9日の4~9月期決算で改めて公表予定だ。純利益の予想は前期比2%減の530億円だが、すでに上半期で年間の約6割を稼いだ計算になり、市場では業績の上振れ期待が高まる。

米自治領プエルトリコに置く子会社が、9月の巨大ハリケーンの影響でアンジオシールの生産を停止しているが、「通期予想は達成する見通し」(テルモ)という。

アナリスト予想をまとめたQUICKコンセンサスの通期の純利益は直近で560億円強まで切り上がっている。テルモも通期予想を引き上げる可能性がある。

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