2019年4月20日(土)

皇后さま83歳に 天皇陛下の退位「大きな安らぎ」

2017/10/20 5:00
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皇后さまは20日、83歳の誕生日を迎え、宮内記者会の質問に文書で回答された。6月に天皇陛下の退位を実現する特例法が成立したことに言及。「(陛下が退位後)しばらくの安息の日々をお持ちになれるということに計りしれぬ大きな安らぎを覚える」と記された。

83歳を迎えた皇后さまと天皇陛下(9月27日、皇居内)=宮内庁提供

皇后さまは、2018年中にも陛下が退位する見通しを踏まえ、国内各地への陛下との旅について「(公的には)最後の機会かもしれないと思うと、感慨もひとしお深く、いつにも増して日本のそれぞれの土地の美しさを深く感じつつ、旅をいたしました」とつづられた。

この1年で最も心に懸かることとして挙げられたのが被災地の復興。16年4月の熊本地震、17年7月の九州北部豪雨、発生から6年以上経過した東日本大震災で、それぞれ仮設住宅で暮らす多くの人たちを案じ「これから来る寒い季節を、体を大切にして過ごして下さるよう心から願っています」と気遣われた。

国際非政府組織(NGO)、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のノーベル平和賞の受賞決定では、長い年月にわたる広島と長崎の被爆者の努力があったとして「大きな意義があった」と言及。文学賞受賞が決まった長崎市出身の英国人小説家、カズオ・イシグロ氏については代表作「日の名残り」を読んでいたと明かし、祝意を示された。

国連軍縮担当上級代表に中満泉さんが就任したことを印象深いことの一つに挙げられた。2~3月のベトナム訪問も「日本との間の深いつながりを知ることができ、印象深く、忘れ難い旅になりました」と回顧。スポーツ界ではフィギュアスケートの浅田真央さん、ゴルフの宮里藍さん、テニスの伊達公子さんの引退会見が強く印象に残ったと記された。

一方、評論家の犬養道子さんや聖路加国際病院名誉院長の日野原重明氏ら交流のあった人との別れも。16年10月に100歳で亡くなった三笠宮崇仁さまにも触れ「さみしいこと」と悼まれた。

皇后さま83歳誕生日の回答全文

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