フルスイングの余韻(山崎武司)

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巨人や日本ハム… Bクラス球団の誤算と課題

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2017/10/22 6:30
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今年のプロ野球もいよいよ最終章にさしかかっている。日本シリーズでも手に汗握るドラマが繰り広げられることだろう。その一方、多くのチームは既に来季に向けて動き始めている。一足先にシーズンを終えたチームの今季を振り返り、課題と浮上のカギを考えてみたい。

がむしゃらさ感じられず

ナインの士気を上げるような高橋監督の熱さを見たい=共同

ナインの士気を上げるような高橋監督の熱さを見たい=共同

まずはセ・リーグから。巨人は大型補強が実らず、まさかの4位に沈んだ。開幕から先発投手の頭数がそろわず、新戦力・陽岱鋼の出遅れなども響いて、5~6月にはチームワーストを更新する13連敗を喫した。夏場は巻き返したが、DeNAとのAクラス争いで息切れし、10年続いていたCS進出が途切れた。巨人にとってのBクラスは最下位のようなものだ。

とにかくチームに若さがない。主力の年齢が上がり、がむしゃらさが感じられなかった。9月18~19日、ナゴヤドームで5位の中日に連敗したのには目を疑った。この時点ではCS争いで優位に立っていたのに、気のないプレーの連続で自らポストシーズンを手放してしまった。こんなことはあり得ない。「チーム内で何かあったのか?」といぶかりたくなった。

資金力のある球団だからオフにはまた補強をするだろうが、その前に「仕分け」が必要だ。力が衰えているのに高額年俸をもらい続けるベテランが多すぎる。かつての功労者であっても執行猶予は無期限ではない。どういう若手を使って、どのようなチームづくりをしていくのか、しっかりと展望を描いたうえで非情な決断もやむを得ない。村田修一の自由契約はその始まりにすぎない。

3年目を迎える高橋由伸監督にも変化が必要ではないか。この2年は喜怒哀楽もみせずにスマートに指揮を執ってきたが、現実に結果が出ないと、チーム全体が淡泊な印象になる。時には監督が先頭に立ち、ナインの士気を上げるような熱さも見せてほしい。

若手の起用に一貫性は?

中日は京田(左)が遊撃に定着したのはせめてもの救い=共同

中日は京田(左)が遊撃に定着したのはせめてもの救い=共同

中日は明らかに人材が足りない。お金のある球団ではないから大型補強はできない。自前で育てるしかないのだが、若手の起用も行き当たりばったりという印象を受けた。世代交代が課題なのは5年ぐらい前から指摘され続けている。どうせ負けるのなら腹をくくって若手を使えばいいと思うが、先を見据えた「チームづくり」は今年も進まなかった。

新人の京田陽太が遊撃に定着したのはせめてもの救いだ。が、いまの中日に最も必要なのは中軸を打てるスーパースターだ。期待の高橋周平も残念ながら全くレギュラーに近づいていない。打撃コーチに就任する森野将彦がどうにかしてくれることを願うしかないか。

チームワーストの96敗を喫したヤクルトは故障者の多さに尽きる。川端慎吾、畠山和洋、雄平と主力が次々欠けては土俵に立つ以前の問題だ。故障はどれだけ気をつけても起こり得る。しかしこれだけ重なると単なる偶然とも思えない。根本的な問題があるのではないか。球団が責任をもって、コンディショニングに取り組んでいくほかない。

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