日系企業、タイで5千社超え ジェトロ調べ

2017/10/19 23:00
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■日本貿易振興機構(ジェトロ)バンコク事務所 タイに進出する日系企業が2015年の前回調査から19%増え、5444社に達したとの調査をまとめた。卸売・小売業やサービス業など、非製造業の進出がけん引した。

2017年5月30日から9月30日にかけて調査を実施。タイ商務省に登記された日系企業や前回調査のデータをもとに、アンケートや電話調査などを通じて活動状況を調べた。

2015年の前回調査から877社増え、進出数が5000社を突破した。

業種別にみると、非製造業の進出数が製造業を上回った。製造業では新たに199社がタイに進出したのに対し、非製造業は629社が進出。特に卸売業(249社増)やコンサルタント、会計事務所、職業紹介などの専門サービス業(60社増)の進出が目立った。ジェトロバンコク事務所の三又裕生所長は「相対的に出遅れていた非製造業が本格的な進出の時期に入ったのでは」と指摘した。

自動車をはじめとする日系製造業の集積が進んできたタイだが、構成比でみると、すでに非製造業の割合が製造業を上回っている。今回調査では製造業43%に対し、非製造業が53%だった。08年の調査までは製造業の割合が高かったが、15年調査で逆転した。

企業規模別にみると、中小企業の進出数(432社)が大企業(404社)より多かった。

進出地域別にみると、日系企業のうち52%が首都バンコクに本社を置いている。上位10地域の顔ぶれは前回から変わらないが、人気の上位3地域(1位バンコク、2位バンコク南東のチョンブリ県、3位バンコク郊外のサムットプラカン県)に企業の集中が進む傾向がみられた。上位3都県に本社を置く企業は75%に達し、前回(72%)よりも集積が進んでいる。

(バンコク=岸本まりみ)

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