2019年9月19日(木)

SNSの子供被害、最多919人 17年上半期

2017/10/19 10:46
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交流サイト(SNS)を通じて性被害などに遭った18歳未満の子供は今年上半期(1~6月)に919人に上り、前年同期より30人多かったことが19日、警察庁のまとめで分かった。統計を始めた2008年以降、半期として最多だった。サイト・アプリ別では短文投稿サイト「ツイッター」がきっかけとなった被害がさらに増え、全体の3割強を占めた。

被害者の95.1%は女性。警察庁はスマホの普及や新たな交流サイトの誕生で、簡単に面識のない相手と交流できる機会が増えていることが被害の増加につながっているとみている。

年齢別でみると、16歳が最多の231人(25.1%)で、次いで15歳の201人(21.9%)、17歳の199人(21.7%)で、中学、高校世代の被害が目立った。11歳以下も8人おり、最年少は男からスマホで「自画撮り」した裸の画像を送信させられる被害に遭った9歳の女児だった。

全体の8割近くは容疑者と実際に会っており、このうち4割近くが援助交際に関連する「金品」などが目的で、3割弱は「優しかった、相談に乗ってくれた」という理由だった。

罪種別では淫行などの青少年保護育成条例違反が350人(38.1%)で、裸の画像を送らせるなどの児童ポルノが289人(31.4%)、児童買春が243人(26.4%)。強制わいせつと強姦もそれぞれ10人いた。

被害のきっかけを作ったサイト・アプリ別では「ツイッター」が全体の3割強の327人で最も多く、前年同期比で22.9%増えた。チャット系の「ひま部」は93人、同「ぎゃるる」が65人、複数交流系の「LINE」が62人だった。子供が援助交際などを書き込んでいたケースがツイッターは半分近くを占めたのに対し、その他のサイトは2割弱だった。

LINEなどの交流サイト事業者は7月に「青少年ネット利用環境整備協議会」を設立。警察庁も協力し、対策に必要なノウハウを共有する取り組みを行っている。

ツイッター日本法人も年内に同協議会に参加する予定という。担当者は被害の多さに「残念であり、深刻に受け止めている。警察や業界団体と情報を共有しながら問題を減らすための努力を進める」としている。

出会い系サイトについては身分証による年齢確認などの対策が進み、被害に遭った子供は13人で同9人少なかった。年間では07年の1100人から昨年は42人と大幅に減少している。

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