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訪日客消費3兆円突破 1~9月、アジアの消費堅調

観光庁が18日発表した今年1~9月期の訪日客消費額は3兆2761億円となり、2016年の同じ時期に比べて15%増えた。この期間で3兆円を超えたのは初めてで、中国や韓国を中心とするアジアからの訪日客の消費が堅調に推移した。

消費増の背景には、中国からの訪日客の持ち直しがある。団体客によるいわゆる爆買いは一服したものの、かわりに個人客が増え消費が伸びた。韓国や香港からは格安航空便が増えたことが寄与。リピーター客ほどお金を多く使う傾向も顕著になっている。田村明比古長官は18日の記者会見で「年間で4兆円をクリアできる」と強調した。

7~9月期の3カ月で見ても消費額は1兆2305億円で、四半期ベースで過去最高を記録した。訪日客の1人あたり消費額は16万5412円。国別ではベトナムや中国のほか英国やフランスなどで20万円を超えた。

日本政府観光局が同日発表した9月の訪日客数は、前年同月比19%増の228万人だった。ベトナム、中国、韓国、香港、インドネシアからの訪日客の伸びが2割を上回った。アジア勢が増えたことで、4月から6カ月連続で2ケタ増が続く。

訪日客数は10月に入っても好調が続いている。中国の国慶節(建国記念日)を祝う大型連休があり、10月1日からの10日間、中国だけで4割ほど増えた。ただ政府は20年までに訪日客数を4千万人、消費額を8兆円に引き上げる目標を掲げており、達成にはほど遠い。現在の観光は東京、富士山、関西を巡る「ゴールデンルート」がなお中心で、地方への誘客が大きな課題になる。

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