2019年3月20日(水)

月の地下に50キロの空洞 衛星「かぐや」が観測

2017/10/18 13:21
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は18日、月の地下に全長約50キロにわたって延びる巨大な空洞があることが日本の月観測衛星「かぐや」の観測データから分かったと、発表した。過去の大規模な火山活動によってできたとみられる。

月の表側の「マリウス丘」にある直径約50メートルの縦穴。月観測衛星かぐやが撮影した(JAXA提供)=共同

この空洞を将来の月での探査で基地として利用できれば、放射線や激しい温度変化などの影響を和らげることができるとしている。

空洞があるのは、月の表側にある「マリウス丘」と呼ばれる場所の地下。かぐやが撮影した画像で直径と深さが約50メートルの縦穴が見つかり、電波を使って地下の構造をさらに調べた。

その結果、縦穴から3キロ離れた地点から、長さ約50キロにわたって細長い空洞が延びていることが分かった。全てがつながっているかは不明だが、崩壊している跡は見つかっていない。水が存在する可能性もあるという。

JAXAによると、空洞は35億年ほど前にできたとみられる。溶岩が流れた際に、表面は冷えて固まる一方、内部は抜けきって空洞になったと考えられる。〔共同〕

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