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22日再戦、ただ勝利のために 怒れる村田が見たい

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2017/10/18 6:30
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 世界ボクシング協会(WBA)ミドル級1位、村田諒太(31、帝拳)に雪辱のときが迫ってきた。22日に東京・両国国技館で5月に僅差判定で敗れたアッサン・エンダム(33、フランス)と再戦する。ジャッジの採点を巡って議論百出となった前回の対戦から5カ月。村田はいかにして無念を晴らそうとしているのか。

エンダムとの5カ月ぶりの再戦に向け、村田は体づくりから見直した=共同

エンダムとの5カ月ぶりの再戦に向け、村田は体づくりから見直した=共同

 「あの試合の前まで、世界レベルの相手に自分は通じるのか、自分自身を信じ切れていない部分があった。でも、自分の力が通じることが分かった。ベルトは取れなかったけれど、失ったものはない試合」。村田は5月20日の世界初挑戦をそう振り返る。

 元世界ボクシング機構(WBO)ミドル級王者で村田の3倍近いプロキャリア(36勝21KO2敗、村田は12勝9KO1敗)を持つエンダムに対し、ブロックの堅さと圧力を生かした己のスタイルを貫徹した。4回に右ストレートでダウンを奪い、その後も終始プレッシャーをかけ続けて右の強打、左ボディーでダメージを与えた。採点はジャッジ3人の間で9~12回のラスト4ラウンドが真っ二つに割れた結果、1―2で村田の判定負け。WBAのヒルベルト・メンドサ会長自ら「採点は誤り」との声明とともに再戦指令を出したばかりか、ジャッジ2人を半年間の資格停止に処したのは周知の通りだ。

対照的なスタイル、「構図は変わらない」

 手応えを得て臨む今回のダイレクトリマッチ。「僕が前に出て、彼がアウトボクシングする構図は変わらない」と村田がいうように、第1戦と同じ展開をたどる可能性は高い。両者に言えることだが、戦い方のバリエーションは多くない。村田は強固なブロッキングと馬力を生かして前に出て得意の右を打ち込む。エンダムは軽快なフットワークでリングを広く使いながら、ジャブや右のロングで相手を突き放す。その対照的なスタイルの中で、どちらが主導権を握るか、そしてジャッジの良い心証を得るか。勝負の行方はこの一点にかかっている。

判定負けに終わった5月の一戦を村田は「どこかで心のブレーキを踏んでいた」と悔やむ=共同

判定負けに終わった5月の一戦を村田は「どこかで心のブレーキを踏んでいた」と悔やむ=共同

 前回の試合は、エンダム優勢と採点したジャッジ2人を除けば、村田を支持する声がファン、関係者、メディアの間でも大勢だった。試合直後からこれまで採点については一切の感情を示していない村田も「戦い方のベースを変えることはない」と言い切っている。ただ、この5カ月間、“敗因”とはしっかり向き合ってきた。

 4ラウンドにダウンを奪い、一気に主導権を握った後の戦い。5回、7回、9回とエンダムをぐらつかせ、ダウンに近い状態に陥れている。だが、そこで畳みかけることをしなかった。

 「相手へのリスペクト、回復が早いというイメージ(エンダムは過去の世界戦2試合でそれぞれ6度、4度のダウンを喫しながらフルラウンドを戦い抜いていた)が頭の中にあったかもしれない。自分もそこで勝負を懸けるだけのスタミナ面の準備が不足していた。どこかで心のブレーキを踏んでいた面があった」

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