担任らの厳しい指導で自殺 福井の中2男子転落死

2017/10/15 23:31
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福井県池田町教育委員会は15日、町立中学校で3月に2年の男子生徒(当時14)が校舎から転落死したのは、担任らから厳しい指導を受けた精神的ストレスによる自殺だったとする報告書を公表した。内藤徳博教育長は「学校の対応に問題があった。深く反省している」と謝罪した。

町が再発防止などのために設置した調査委員会がまとめた報告書によると、男子生徒は課題提出や生徒会活動を巡り昨年10月以降、担任と副担任から厳しい指導を受けるようになった。

30代の男性担任は今年1~2月ごろ、生徒会の役員を務めていた男子生徒に「おまえ辞めてもいいよ」と大きな声で叱責。30代の女性副担任は自殺の前日に、宿題ができていないことを責めるなどしたという。

報告書は、こうした指導が繰り返されたことで逃げ場がなくなり、自殺に至ったと結論。調査委の委員長を務めた松木健一福井大大学院教授(教育心理学)は15日夜に記者会見し「他の子どもの前で大きな声で叱責したのは指導の範囲を超えていた」と指摘した。

男子生徒は3月14日朝、3階廊下にかばんを残したまま、校舎のそばの地面で倒れているのを教師が発見。搬送先の病院で死亡が確認された。調査委は有識者や弁護士などで構成。調査に対し、いじめを疑う指摘もあったが、報告書は否定した。〔共同〕

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