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スコアアップへ パーセンテージゴルフの勧め(1)

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2017/10/23 6:30
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 米PGAツアーのプロやインストラクターに精通する吉田洋一郎プロ。PGAの選手たちは皆ミラクルに思えるようなショットを放つが、実際は8割以上の確率で成功できると思うショットを放っているという。ならば、我々アマチュアも自分のレベルにおける8割以上の成功確率のショットを打つべきであり、そのことだけで大幅なスコアアップが図れると語る。その詳細を聞く。
(日本経済新聞出版社「書斎のゴルフ VOL.36」から)

8割成功するショットを選択

――今回は「ラウンド力を鍛える」特集に合わせて、PGAツアーにも造詣が深く、多くの生徒を上達させている吉田プロに、スコアの縮め方を教えていただこうと思います。

吉田 昨年は全英オープン、今年は全米プロを視察してきました。世界のトッププロたちはアマチュアにはミラクルに思えるようなショットを次々に放ちますよね。こんな厳しいピンポジションを狙えるかといったところもデッドに打っていく。しかし、そのショットは彼らにとって決してミラクルではありません。8割、9割の確率で成功できると思っているから打つわけです。松山英樹プロもそうですよね。

――それほど高度な技術があるということなのでしょうね。

吉田 彼らは常に今から打つショットの確率を考えています。もし、ピンを狙える確率が5割であれば、ピンは狙わずにグリーンセンターを狙います。ピンはおろか、グリーンにも乗せられないとなれば、最もパーを取れるところに打つわけです。私が言いたいのは、アマチュアの皆さんにも、毎ショット、成功する確率を考えてほしいということです。

――自分のショットの確率を考えるのは、誰でもできるということですよね。

吉田 そうなんです。もちろん、レベルの差はPGAツアーのプロからトップアマ、アベレージゴルファー、初心者と様々に違います。しかし、それぞれのレベルにおいて、成功の確率を考えることはできるわけです。そして、常に目の前の一打を打つときに、その人のレベルに応じた成功率8割のショットを選択してほしいということなのです。

――PGAツアーの選手のようにということですね。

吉田 その通りです。例えば、林に入れたとします。プロならば狭い隙間であっても8割の確率でその隙間を抜いてグリーンに打つこともできるでしょう。しかし、アベレージゴルファーならばどうでしょう。1割に満たないかもしれません。それなのに、プロと同じようにその隙間を抜こうとする。現実的には、その林から8割成功できる広いところを探すべきです。初心者なら木が一本もない後ろに出すのが成功8割かもしれません。このように、それぞれのレベルで成功8割を考えたショットを選択すべきなのです。

――なるほど。とはいえ、わかっていたとしても、なかなかできないですよね。

吉田 それは成功の確率を考えていないからですね。プロのように打つのがセオリーと思い込み、あとは運任せということがとても多いのです。また、成功の確率を考えたとしても、かなり高く見積もってしまう。つまり、自分の実力を過大評価しているということです。結果、林ならば、狭い隙間を狙って木に当てて、そのホールを大たたきにしてしまうのです。

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