2019年4月22日(月)

小規模、分散で21年度開設 新やまゆり園基本構想

2017/10/14 17:59
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神奈川県は14日、昨年7月に相模原殺傷事件が起きた障害者施設「津久井やまゆり園」の再生基本構想を発表した。相模原市の現在地と、利用者が仮移転している横浜市の「芹が谷園舎」周辺の2カ所に小規模施設を整備。既存の県立施設も活用して全利用者130人分の居室を確保し、2021年度に開設するとしている。

黒岩祐治知事は同日、芹が谷園舎で開いた利用者の家族会や施設職員らへの説明会で「罪もなく奪われた生活の場は責任を持って守り抜く」と述べた。

2カ所の新施設では利用者計120人を受け入れる。居室は基本的に個室で、11人が1つの居住棟に住む。短期利用者分も合わせて、2カ所で計12棟を整備するとした。それぞれの定員は、利用者の意向を19年秋ごろまでに確認して判断する。

地域で障害者との共生を目指す障害者総合支援法の理念を重視。意向確認の過程ではグループホームでの生活も体験してもらい、希望すれば地域への移行を支援する。

県は昨年9月、家族会の意向を踏まえて現在地に大規模施設の建て替えを決定したが、障害者団体などから異論が相次いだ。そのため福祉の専門家らでつくる会議が施設の在り方を検討し、8月に複数の小規模施設の整備を提言した。

家族会の大月和真会長は「協力してくれた多くの人たちに感謝したい。再スタートに向けて全力を尽くす」と話した。〔共同〕

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