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首相まず地方へ、小池氏は首都圏 戦略にじむ重点区

衆院選公示後初めての週末となった14日、各党党首は重点区で支持を訴えた。前半戦で安倍晋三首相(自民党総裁)は東北や九州など地方に軸足を置いた。希望の党の小池百合子代表は東京都知事の公務があるため首都圏を中心に回った。党首の動きに各党の戦略がにじむ。

衆院選立候補者の街頭演説を聞く有権者ら(14日、東京都新宿区)=一部画像処理しています

首相は14日、香川県坂出市で「東京株式市場は21年ぶりの高値となり、(株式で運用する)年金資産も増えた」と自らの経済政策「アベノミクス」の実績を強調した。10日の公示日は福島、岩手、宮城の東北3県、12日は新潟県に入った。東北や新潟は2016年の参院選の1人区で軒並み敗北した。アベノミクスの成果が行き届いていない地方にまず軸足を置き、徐々に大都市圏に移る。

小池氏は14日、大阪市で日本維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)とそろって演説。「総選挙でしっかり改革を進めるという意識を広めたい」と呼びかけた。この日は公示後、初めて西日本を訪れ、兵庫、京都、滋賀、大阪の2府2県を回った。これまで首都圏中心だったのは都知事の公務を優先せざるを得ない事情があった。

公明党の山口那津男代表は14日、福島、宮城、岩手の東北3県で街頭に立った。12日は埼玉県、13日は熊本県などを回った。いずれも小選挙区の候補者がいない地域だが、比例票の上積みを狙う。今回は比例代表の定数が4減るため、比例選出議員が多い公明党にとっては影響が大きいためだ。

共産党の志位和夫委員長は比例ブロックごとに人口の多い中核都市を回る戦略。東京都心のほか仙台市、札幌市、名古屋市などで遊説。14日にはさいたま市や横浜市で演説した。立憲民主党の枝野幸男代表は14日、JR新宿駅周辺など都内の主要駅周辺で支持を訴えた。同党は、都内を地盤としながら希望の党の公認を得られなかった民進党の前議員や元職の候補者が多く、公示後は都内での演説が目立つ。

維新の松井代表は前半戦は地盤の大阪以外の候補者の選挙区を重点的に訪れた。今後は大阪を中心に回る予定。社民党の吉田忠智党首は東京や福岡などに軸足を置く。日本のこころの中野正志代表は東京と地元の宮城県が中心だ。

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