2017年12月16日(土)

神鋼不正、500社に拡大 鉄鋼製品でも新たな不正9件

品質不正
環境エネ・素材
2017/10/13 19:50
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 神戸製鋼所は13日、アルミ・銅製部材のデータ改ざん問題で鉄鋼製品など新たにグループ9社で不正を確認したと発表した。出荷先は国内外500社に広がった。9社のうち4社の製品は取締役会で把握しながら公表していなかった。記者会見した川崎博也会長兼社長は「不適切な行為でユーザーや消費者の皆様に多大な迷惑をかけたことをおわびする」と述べた。

 グループ会社が手掛ける銅合金管やアルミ合金製品に加え主力の鉄鋼製品の鋼線(線材)や特殊鋼で検査の未実施などがあった。出荷先はこれまでの200社から500社に膨らんだ。

 川崎社長は12日、報道陣に「鉄鋼製品で不正はなかった」と話した。13日の会見では「(9月に始めた)緊急監査や自主点検で見つからなかったという意味で言った」と釈明した。それ以前の取締役会やコンプライアンス委員会で把握していたが公表していなかった。

 経営責任に関して「安全性の検証や徹底的な原因究明が私の使命。進退の議論が出るなら慎重に考えたい」と言及を避けた。不正の原因については「従業員が(生産目標の達成など)プレッシャーを感じていたことがないとはいえない」と述べた。「上からの指示はなかった」と経営幹部の関与は否定した。

 防衛省は13日、神鋼がデータ改ざんしたアルミ製部材が自衛隊の航空機やミサイル、魚雷などに使われていたと明らかにした。装備品メーカーから「直ちに運用に影響を与えるものではない」と報告を受けたという。

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