2017年12月12日(火)

海外で働くフィリピン人向け銀行新設

コラム(国際・アジア)
東南アジア
2017/10/13 23:00
保存
共有
印刷
その他

 ■ランド・バンク・オブ・ザ・フィリピンズ(フィリピン国営銀行) 農村部の経済開発をめざして設立された国営貯蓄銀行フィリピン・ポスタル・セービングズ・バンクを買収し、海外で働く同国民向けの銀行として出直す。

 ドゥテルテ大統領は9日、海外で働く1024万人のフィリピン人向けに特化した銀行を設立するよう命じる大統領令を発令した。

 大統領令は「海外在住フィリピン人のニーズに合った金融商品やサービスの提供に特化し、高品質で効率的な海外送金サービスに重点を置いた政策銀行を設立する必要がある」としている。

 ランド・バンクは、1兆5000億ペソ(約3兆2800億円)以上の資産額を持つ国内3位の商業銀行。銀行、証券、投資などあらゆる金融サービスができる。主に農家や漁師の地域社会向けに営業している。

 フィリピン・ポスタル・セービングズは約100年前、「銀行口座を持たない」階層を対象に設立された。保有資産は93億ペソで国内16位の貯蓄銀行。国内開発のための銀行というより、海外労働者向けのオーバーシーズ・フィリピーノ・バンクに衣替えさせた方が貢献が大きいと、政府は判断した。

 海外からの送金はフィリピン経済をけん引してきた。2009年以降平均して年率6%で伸びており、16年の金額は269億ドル(約3兆円)に達した。

 (マニラ=ミカエル・フローレス)

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ

企業・業界をもっと詳しく

企業がわかる。業界がみえる。ニュースとデータをまとめてチェック!



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報