G20開幕 黒田総裁、米引き締め「市場のリスク要因」

2017/10/13 6:21 (2017/10/13 10:43更新)
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 【ワシントン=石橋茉莉】日米欧と新興国の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が12日(日本時間13日午前)、米ワシントンで開幕した。米連邦準備理事会(FRB)による金融政策の引き締めが各国経済や政策にどう影響するかが焦点だ。日銀の黒田東彦総裁は開幕に先立ち「新興国など国際的な金融市場にどのような影響があるか。リスク要因だろう」と指摘した。

米ワシントンで開幕したG20=ロイター

 米欧の中央銀行は金融緩和の手じまいを意味する「出口」に向かうが、長短金利操作付き量的・質的金融緩和策を続ける日銀は出遅れている。黒田総裁は記者団に対し、日本の金融政策について「2%の物価目標からかなり距離があるので、早期に達成できるよう緩和的な金融政策を続けると説明したい」と述べた。

 G20参加国は、足元の世界経済に明るさが増している状況について認識を共有する見通しだ。国際通貨基金(IMF)は10日に改定した世界経済の見通しで、17年の成長率を世界全体で3.6%と7月の前回予測から0.1ポイント引き上げている。

 会合に先立ち、ワシントンで12日に記者会見したIMFのラガルド専務理事は「世界経済の成長は力強いものの完全ではない。いまは行動すべき時期で成長をより確実にすることが優先課題だ」と話した。各国に引き続き金融、財政、構造改革を実施するよう求めた。

 世界経済には下方リスクも残る。米欧の金融政策の影響のほか、北朝鮮や中東情勢など地政学リスクが高まっている。日本からは日銀の黒田総裁のほか、衆院選を控えて欠席する麻生太郎財務相の代わりに浅川雅嗣財務官が出席している。政策経費を税収でまかなう基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)を黒字化する目標を2020年度から先送りする安倍晋三首相の考えを各国に説明する。

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