2017年12月14日(木)

東南ア・玉島で分業、体制整う ナカシマプロペラ・中島基善社長

中国・四国
2017/10/12 23:30
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 ナカシマホールディングス(HD)社長も兼ねるナカシマプロペラの中島基善社長に海外戦略について聞いた。

 ――どう世界展開を進めてきたのですか。

 「もともと岡山駅近くに工場があったが、1970年代初めに東岡山に移転し、大型プロペラに力を入れた。当時、国内は神戸製鋼所三菱重工業といった大手が強かった。西欧市場も英国、ドイツ、オランダの会社が押さえていた。そこでニッチ市場を狙って東欧に進出した」

 「ポーランド、ユーゴスラビア、ブルガリア、ルーマニアなどには造船所があったが、欧州の企業は入っていなかった。ルーマニアには国営の造船所があり、そこのプロペラメーカーと技術提携するなどして東欧市場を開拓した。中小企業ながら隙間を狙って早くから海外展開したと思う」

 ――神戸製鋼所が87年にプロペラ事業から撤退したことも世界展開につながりました。

 「既存の市場になかなか入れないので、シェアを引き継げたのは大きかった。日本の造船業は40~50%と世界一のシェアを誇っていたが、その後は韓国に抜かれ、大型プロペラの主戦場も韓国に移った。今では中国だ」

 ――東南アジアに生産拠点を設けています。現状はいかがですか。

 「プロペラでは2007年にベトナム工場がハイフォンで稼働した。現地従業員の意識は高く、技術水準も上がっている。今は直径4~5メートルのプロペラにも対応できる。直径6メートル級までこなせるようになると期待している」

 「フィリピンには09年に買収したミカドプロペラ(三重県)の工場がある。現在300人の従業員で小型プロペラを量産している。中型はベトナム工場、大型は玉島工場(岡山県倉敷市)と、生産体制は整った」

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