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世界都市ランキング3位東京、交通で高評価

2017/10/13 2:00
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 森記念財団都市戦略研究所(東京・港)が12日発表した2017年版「世界の都市総合力ランキング」で、東京は前年と同じ3位だった。交通・アクセスと文化・交流の分野でスコアを伸ばし、2位のニューヨークとの差を詰めた。同研究所は「20年に五輪を控える東京は近い将来にニューヨークを抜き、2位になる可能性も見えてきた」と分析している。

訪日客の増加も高評価につながった(東京都台東区)

 ランキングは世界の主要44都市を対象に、経済、研究・開発、文化・交流、居住、環境、交通・アクセスの6分野の計70指標を点数化した。

 2位のニューヨークとのスコアの差は昨年の46.2ポイントから31.6ポイントに縮めた。ただ、首位のロンドンは50ポイント近く伸ばし、2位以下を大きく引き離した。ロンドンは12年の五輪開催を機に海外からの訪問客数などのスコアを伸ばし続けている。4位のパリは15年の同時多発テロの影響で居住の順位を落とし、スコアを下げた。

 東京を分野別にみると、昨年11位だった交通・アクセスが6位に浮上。羽田空港で国際線直行便の就航都市数が増えたことなどが寄与した。今回の調査では昨年までの指標だった「国際線旅客数」を「国内・国際線旅客数」に変更したことも影響し、国内都市への就航が多い東京のスコアが伸びた。

 文化・交流は昨年の5位から4位に上昇。訪日外国人客など「外国人受け入れ実績」や美術館・博物館数など「集客施設」の評価が高かった。買い物や食事の魅力などの評価が高まったことも寄与した。

 一方、経済は昨年の首位から4位に順位を落とした。国内総生産(GDP)の成長率が他都市に比べ低いことや為替の円安傾向が響いた。研究・開発の分野も昨年の2位から3位に後退。研究者数や特許登録数はトップを維持したが、研究開発費でスコアを下げた。

 昨年は賃貸住宅の平均賃料や物価水準が割安と評価され、6位に浮上した居住は14位に下がった。新たな指標になった「社会の自由度・公正さ・平等さ」で女性の社会進出の遅れが足を引っ張った。

 森記念財団の市川宏雄理事(明治大学教授)は「1~2年後に東京とニューヨークの競争は激化するだろう」と指摘。ビジネス環境や人材の豊富さで首位のロンドンに後れを取っていることを念頭に「この部分を変えていけば、東京はトップを争えるようになる」との見方を示した。

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