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対馬のカワウソ、韓国から漂着か ニホンカワウソ否定

環境省は12日、今年2月に国内では38年ぶりに生きた野生のカワウソが確認された長崎県・対馬で現地調査したところ、カワウソは韓国から海を越えて流れ着いた可能性が高いとの調査結果を発表した。専門家を派遣してフンなどを採取し、DNAを分析した。同省が絶滅宣言しているニホンカワウソである可能性をほぼ否定した。

 長崎県・対馬で2月に赤外線カメラで撮影されたカワウソ(琉球大動物生態学研究室提供)

同省は7~9月に2回に分けて対馬の川沿いなどを調査。計6個のフンから朝鮮半島や中国北部にすむユーラシアカワウソのDNAを検出した。高知県に残るニホンカワウソの標本のDNAと比べると、両者の特徴は異なっていた。

6個のフンのうち5個からは同じDNAが見つかった。対馬にいるカワウソは1匹か、血縁がある数匹だとみている。

ユーラシアカワウソが分布する韓国南部から対馬までは海を挟んで約50キロメートル。台風などで漂着物が対馬へ届くことも多い。韓国のカワウソが漂着物に乗って対馬へ渡り、住み着いた可能性が高いという。

対馬のカワウソは琉球大のチームが設置したカメラが2月に1匹を捉え、環境省が調査に乗り出した。ニホンカワウソは明治時代まで日本に広く分布していたが、毛皮を狙う乱獲で激減。1979年に高知県須崎市で生きた姿が目撃されたのが最後とされ、同省は2012年に絶滅を宣言している。

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