産業革新機構、資源リサイクルのスズトクHDに出資
静脈産業の再編に弾み

2017/10/12 15:20
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 資源リサイクルのスズトクホールディングス(東京・千代田、松岡直人社長)は12日、産業革新機構から32億3000万円を上限とした出資を受けると発表した。金属や廃棄物をリサイクルする「静脈産業」では各地に小規模な事業者が数多くある。スズトクは革新機構から得た資金を活用し、業界再編などを加速する方針だ。

 スズトクHDが実施する第三者割当増資を産業革新機構が引き受ける。スズトクHDは出資を受けて11月から社名をリバーホールディングスに変更する。同社の現在の売上高は約300億円。今後は再編や統合をさらに進めて、売上高1000億円を超えるような「静脈メジャー」を目指す。

 静脈産業は現在、構造的な転換点に直面している。各地に小規模な事業者が多いだけでなく、人口減で国内市場が縮小し過剰な競争が起きているからだ。欧米ではグローバル企業が再編などで生まれており、日本のリサイクル企業には海外勢と戦える競争力がないとされる。

 スズトクHDはこれまでも廃棄物処理大手の大栄環境ホールディングス(神戸市)と折半出資の営業会社を設立したほか、北海道や青森県などのリサイクル企業7社と包括業務提携し、業界再編の動きを主導していた。

 新たに産業革新機構から出資を受けることで、スズトクHDは他のリサイクル企業も参画しやすいように共同出資会社の設立など様々な手法で再編を進めていく。また、リサイクル関連の技術も強化して国内の製造業などとの連携も進めて、より効率的な資源循環を作ることにも取り組んでいく。

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