2019年7月19日(金)

企業物価3%上昇 9月、8年11カ月ぶり伸び率

2017/10/12 11:20
保存
共有
印刷
その他

日銀が12日発表した9月の国内企業物価指数(速報値、2015年=100)は99.0となり、前年同月から3.0%上昇した。9カ月連続で前年同月を上回り、上昇幅は消費増税の影響を除くと8年11カ月ぶりの大きさ。原油市況の持ち直しで石油関連の品目が伸びた。素材価格の上昇で、加工度が進んだ中間財などの伸び率も徐々に高まっている。

企業物価指数は出荷や卸売り段階で取引される製品価格を調べたもの。消費者物価指数(CPI)の先行指標とされる。調査対象744品目のうち、前年同月から価格が上昇したのは374品目、下落は268品目だった。上昇と下落の差は106で、8月確報値の109から縮小した。

国内品・輸入品を含む需要段階別の指数では、資源など「素原材料」が前年同月比21.2%上昇。8月の21.3%上昇からほぼ横ばいで、高い伸びを維持した。化学製品や鋼材などを含む「中間財」は5.9%上昇と、9年ぶりの高い伸び。消費者に最も近い「最終財」は1.5%上昇と3年8カ月ぶりの伸びだった。

品目別では石油・石炭のほか鉄鋼の伸びが全体の物価上昇に寄与した。鉄鉱石価格の上昇などを受けた価格転嫁があったという。銅やアルミなどを含む非鉄金属も前年比で大きく伸びた。一方、飲食料品はマイナス。消費者に近い「川下」では引き続き企業が価格転嫁に慎重だ。

過去の統計データがご覧いただけます。

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。