パウエル理事を推薦か FRB議長人事で財務長官

2017/10/12 10:16
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 【ワシントン=河浪武史】米政治専門紙「ポリティコ」(電子版)は11日、米連邦準備理事会(FRB)の次期議長人事を巡り、選考を担当するムニューシン財務長官が、パウエル理事の昇格をトランプ大統領に推薦したと報じた。パウエル氏は共和党主流派に近く、イエレン議長の低金利政策も支持している。トランプ氏は近く議長人事を最終決断する見込みだ。

 イエレン氏は来年2月に任期が切れる。トランプ大統領はイエレン氏の続投を検討する一方で、政権の助言機関メンバーだったケビン・ウォーシュ元FRB理事、米ゴールドマン・サックス元首脳で国家経済会議(NEC)委員長のゲーリー・コーン氏らを新議長の候補としてきた。

 候補の1人だったパウエル氏は2012年にFRB理事に就いた。ブッシュ(父)政権時に財務次官(国内金融担当)を務めるなど、FRBの現体制で共和党主流派に近い唯一のメンバーだ。政策面ではイエレン氏の低金利路線を支持し、物価低迷を懸念して「利上げは辛抱強く検討すべきだ」などと主張している。

 トランプ氏は今年9月末に議長人事を巡ってパウエル氏と会談した。政権関係者は「大統領はまだ最終決断していない」としているが、人選は最終段階に入っている。共和党保守派は06年から11年までFRB理事を務めたウォーシュ氏を推しているが、金融危機後の量的緩和政策に異論を唱えた経緯があり、政権内には低金利路線からの転換を不安視する声がある。

 トランプ氏はイエレン氏続投も検討している。ただ、金融政策だけでなく雇用政策も専門とする同議長はリベラル色が強く、議会共和党内には再任に反対する声がある。

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