神鋼会見「DVD材料でも品質データ改ざん」
国内外の全グループが調査対象に

2017/10/11 21:43
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 神戸製鋼所は11日、鉄粉事業と子会社が手掛ける金属材料事業でもデータ改ざんがあったことを明らかにした。同日夜、記者会見した勝川四志彦常務執行役員は「深くおわび申し上げる」と陳謝した。

記者会見で頭を下げる神戸製鋼所の勝川常務執行役員(左)ら(11日午後、東京都中央区)
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記者会見で頭を下げる神戸製鋼所の勝川常務執行役員(左)ら(11日午後、東京都中央区)

 高砂製作所(兵庫県高砂市)で製造していた鉄粉1種類の粉体密度の品質について、顧客が求める規格と違うデータに書き換えて出荷していた。出荷先は1社で年140トンを供給していたが、「密度の上限値を超える高品位で出しているため、部品の性能への影響は少ない」(同社)という。鉄粉は粉を焼き固めることで複雑な形状の部品を製造できる材料で、自動車業界などで多用されている。

 子会社のコベルコ科研(神戸市)でも、2011年11月以降に製造したターゲット材料の品質を検査していなかったり、顧客が求める検査内容を書き換えたりしていた。

 ターゲット材はDVDや液晶ディスプレーなど用の基板に薄膜を成形する際使う金属材料。出荷先は70社で出荷枚数は6611枚にのぼるが、「安全性に疑いがある問題は起きていない」(神鋼)という。

 神鋼のデータ改ざん問題では品質基準を満たしていないアルミ・銅製部材が200社に出荷され、「組織ぐるみだった」(同)ことが判明。ただ、鉄粉と金属材料の改ざんは「社内調査の結果、個人の不正だった」(同)と判断した。

 神鋼は国内外の全グループ会社で調査しているが、安全性の評価方法など顧客ごとに違うため、「すべての確認作業を終えるには時間がかかる」(同)という。

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