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ストローリー、スマホに手書きの地図

2017/10/12 6:30
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 システム開発のStroly(ストローリー、京都市、高橋真知社長)は手書きで描いた地図をスマートフォン(スマホ)に取り込み、現在地を表示できるシステムを開発した。地図は誰でも自由に投稿できる。試作版の地図をまず約1500種用意し、2018年春に本格サービスを始める。自由投稿型の地図プラットフォームとして海外展開も狙う。

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 開発した「Stroly(ストローリー)」はイラストレーターなどがアナログで書いたイラスト地図をウェブで投稿するサービス。利用者は手書きの地図をスマホに取り込んで利用できる。アプリの開発も検討する。

 地図を投稿する際には駅や店、観光名所、交差点など地図の中で目印となる場所の緯度や経度など位置情報(座標軸)を複数カ所で設定する。ストローリーが独自の演算処理技術を施し、スマホの全地球測位システム(GPS)情報を組み合わせ、米グーグルの地図アプリ「グーグルマップ」のようにイラストの地図上で自分の現在地を表示する。

 地図を投稿するサービスの利用者は地域限定の観光マップや京都のスイーツが食べられるお店の案内図、史跡を巡る古地図、おいしいパン屋を紹介する地図、ランチが食べられる店の地図など、多様で個性的な手書きの地図を投稿できる。利用料は無料。

 観光案内をしたり、店舗やイベント会場への道案内をしたりできる。地図のデジタル化にかかる時間は約1時間で、現在地精度の誤差は5メートル程度にとどめた。

 試作版ではまず約1500の地図を用意するが、10月中には3000種類に倍増させる。年末には英語にも対応し、将来は1万種をそろえる方針だ。

 ストローリーは広告のほか、観光イベントとの連携、消費者の地図利用データを分析してマーケティングに活用できるようにし、収益化を図る。例えば「スイーツマップを使った利用者が実際にどの店を多く利用したか」といった、マーケティングデータを飲食店を経営する会社が活用できるという。

 これまでにもイラスト地図を使ったアプリ(応用ソフト)はあったが、自由に投稿するプラットフォーム型サービスは珍しいとしている。

 ストローリーは国際電気通信基礎技術研究所(ATR、京都府精華町)の社内ベンチャーとして2005年に発足し、16年6月に独立した。17年にベンチャーファンドの支援を受けて京都市に本社を移転した。16年3月期の売上高は4000万円。株式上場も目指している。(京都支社 渡辺直樹)

[日経産業新聞 10月12日付]

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