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メッシ躍動 苦しんでアルゼンチンがW杯出場権
サッカージャーナリスト 沢田啓明

(2/2ページ)
2017/10/12 6:30
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10月5日の第17節ペルー戦は、スコアレスドローに終わったとはいえ、試合内容は決して悪くなかった。速いパスをリズミカルにつないで攻め立て、8度の決定機をつくった。しかし、肝心のシュートが際どく外れたり、相手GKの驚異的なファインセーブがあったりして、どうしても点が入らなかった。

攻撃ではメッシ、守備ではマスチェラーノ(バルセロナ)とチームの軸になる選手がおり、脇役も多士済々だ。サンパオリ監督が驚異的な運動量をベースに激しいプレスで相手ボールを奪い、人数をかけた攻撃で相手ゴールに迫るスタイルを植えつけられれば、来年のW杯で上位に食い込む可能性は十分にある。

ウルグアイはスアレス(バルセロナ)の2得点などでボリビアに大勝し、予選を2位で突破した。伝統の堅守に加えて今予選得点王(8点)のカバーニ(パリ・サンジェルマン)、スアレスという傑出したストライカーがいる。W杯でも奮闘するはずだ。

4位以下は大混戦。創造性豊かなMFロドリゲス(バイエルン・ミュンヘン)を擁するコロンビアがアウェーでペルーと引き分けて4位に入り、2大会連続のW杯出場を決めた。大陸間プレーオフに出場する5位争いも激しかったが、コロンビアに先制されながら追いついたペルーが82年大会以来36年ぶりの本大会出場の可能性を残した。

南米王者チリが予選で敗退

一方、15年コパ・アメリカと16年コパ・アメリカ100周年記念大会を制した南米王者チリがブラジルに完敗して前節の3位から6位へ転落し、予選で敗退した。MFビダル(バイエルン・ミュンヘン)、CBメデル(ベシクタシュ)ら世界トップレベルの選手がいる半面、選手層は薄くて調子の波が大きかったのが響いた。パラグアイは、ホームで最下位ベネズエラに勝ちさえすれば5位に食い込めたのだが、圧倒的に攻めながら決定力を欠き、カウンターから失点して敗退した。

14年W杯では南米から6カ国が出場してうち5カ国が1次リーグを突破した。その後、この大陸のレベルはさらに上がっている。来年のW杯では前大会以上の好成績を残すかもしれない。

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