魅力度ランキング、茨城県が5年連続最下位
ブランド総合研究所(東京・港)が10日発表した都道府県の魅力度ランキングで、北関東3県では茨城が5年連続で全国ワーストの47位となった。群馬県は前年の45位から41位に、栃木は46位から43位に順位を上げた。
調査は6月23日~7月14日に20~70代の消費者を対象に実施。ブランド総合研究所の田中章雄社長によれば、茨城はNHK連続テレビ小説「ひよっこ」などの効果はあったが限定的で「県全体を引っ張るイメージリーダーを欠く」という。
茨城県の大井川和彦知事は「非常に残念で、食や観光、暮らしやすさといった魅力がまだまだ全国の方々に伝わっていない」とコメント。最下位脱出へ「新たな発想や切り口でPRできる魅力の掘り起こしや、ネットメディアなどをフル活用した情報発信の強化に取り組む」考えを示した。
群馬は「人気キャラクターのぐんまちゃんなどの効果で認知度が上昇」(田中社長)、栃木は「県出身者・在住者の愛着度が高まっている」(同)という。栃木県の福田富一知事は「今回の調査結果を詳しく分析し、今後の取り組みに生かしていきたい」とした。