ヤマトHD、「幻の構想」が示すロボット宅配の難題
証券部 大酒丈典
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ヤマト運輸を傘下に持つヤマトホールディングスが9月末、大胆な投資計画を打ち出した。今後3年間の中期経営計画で、人工知能(AI)やロボットなど先端技術に500億円を投じる。2018年3月期の連結営業利益の2倍に達する金額だ。先端技術を駆使して人手不足を軽減する未来図を描くが、技術的なハードルもあり、市場はまだ半信半疑だ。
今から2年前の2015年。筆者が当時、ヤマト運輸の社長就任が決まっていた長尾裕常務執行役員にインタビ...
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