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神戸から世界を狙え 米VCの500スタートアップス 起業家育成の成果発表

米国の有力ベンチャーキャピタル(VC)の500スタートアップスが10日、神戸市と連携して進めている起業家育成プログラム「500神戸アクセラレーター」の成果発表会を東京都内で開いた。教育やファッションなど20のスタートアップが事業計画を披露した。今後、投資家や事業会社との提携を仲介し、スタートアップの成長を後押しする。

20社のスタートアップが自社の成長性を投資家らにアピールした

「500神戸アクセラレーター」は7月末から2カ月半かけて実施。このうち5週間はシリコンバレーから派遣された専門家から直接指導を受けられる機会を設けた。

参加した20社のうち、神戸に本社を置く企業は3社のみで、外国企業は6社、地方のスタートアップも多く参加した。

オンラインで専門家に健康相談ができるサービス「Reme(リミー)」を披露したのはNOMAL(東京・中野)。松本祥太郎社長は「月間30万人が利用しており、相談内容の60%が仕事に関するもの」と強調する。

Compass(神戸市)は、低所得者に特化したキャリアカウンセリングサービスを12月に始める。人手不足に悩む企業に人材を紹介することで手数料を得る考え。

参加した国内VCの担当者は「ダイバーシティー(多様性)に富んでいるのが良い」と話す。D4V(東京・港)の伊藤健吾共同創業者は「グローバルな目線を持つ起業家が多く、レベルが高かった」と評価する。

すでに500から出資を受けている医療分野のスタートアップ、デンタライト(福岡市)の担当者は「全国の都市に展開したい」と抱負を語った。企業の人事部向けに離職予防サービスを提供するBtoA(東京・品川)の石原史章代表取締役は「マーケティングなど様々な分野の専門家から直接指導を受けられ、勉強になった」と話す。

500スタートアップスは10年に米シリコンバレーで設立。創業間もないスタートアップに特化して投資しており、運用総額は約3億5000万ドル、世界60カ国・1800社以上に投資している。

シリコンバレーのVCが神戸市と起業家育成をするのはなぜか。500のパートナー、ザファー・ユニス氏は「シリコンバレーのVCが海外進出する例はまだ少なく、ビジネスとしても理にかなっている」と説明する。

神戸市の多名部重則・新産業創造担当課長は「スタートアップの成長と集積をめざす」と意気込む。海外を含めた若い起業家に神戸に来てもらうことで地元に刺激を与えて、世界的なスタートアップを輩出したい考えだ。(鈴木健二朗)

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