インド新車販売、5年半ぶり過去最多38万台
消費堅調で3カ月連続2桁増

2017/10/10 14:03
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【ニューデリー=黒沼勇史】インド自動車工業会(SIAM)が発表した9月の新車販売台数(乗用車と商用車の合計)は、前年同月比14%増の38万7150台となった。1カ月間の販売台数では2012年3月以来、5年半ぶりに過去最多記録を更新した。伸び率が2ケタ増になるのは3カ月連続。堅調な個人消費と祭日商戦期の需要増が販売を底上げした。

新車全体の8割を占める乗用車は11%増の30万9955台。3カ月連続の2ケタ増で、月間最多記録を更新した。スズキ子会社でインド乗用車最大手のマルチ・スズキは10%増、2位の韓国・現代自動車は17%増、3位の印マヒンドラ・アンド・マヒンドラは23%増と各社とも好調だった。

9月が高額消費の膨らみやすいヒンズー教の祭日「ディワリ」(今年は10月19日)前の商戦期に当たったことも、追い風になった。SIAM統計は工場出荷段階で「販売」台数を集計するため、「ディワリ前にメーカー各社が販売店に多くの新車を納めた」(マルチ・スズキの鮎川堅一社長)ことも統計数字を押し上げた。ただ祭日商戦は例年9~10月ごろにあり、販売増は「消費の堅調さそのものが最大の要因」(同)との見方が多い。

7~9月合計の乗用車販売は前年同期比13%増と、4四半期ぶりの高い伸びになった。政府が高額2紙幣を廃止した昨年10~12月期(2%増)や、「物品サービス税」(GST)導入前に買い控えが広がった今年4~6月期(4%増)は低成長だったが、消費は復調の兆しが出ている。

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