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パ覇者のソフトバンク CS突破へ準備抜かりなし
「先行逃げ切り」貫けるか

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2017/10/10 6:30
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 2年ぶりにパ・リーグを制覇したソフトバンクは18日からクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージに臨む。史上5位のシーズン94勝を挙げる独走だったが、ペナントレースと勝手が違うのが短期決戦。故障者も出ていて楽な戦いとは言い切れない。シーズン同様、「先行逃げ切り」が勝ち抜くポイントになりそうだ。

積極性、チーム内に浸透

工藤監督が見据えているのは2年ぶりの日本一奪還=共同

工藤監督が見据えているのは2年ぶりの日本一奪還=共同

 先制した試合は73勝9敗と圧倒的な数字を残し、今季は立ち上がりから主導権を握って相手に重圧をかけてきた。一回に挙げた87得点はリーグ最多。藤本博史打撃コーチが繰り返してきた「『超』がつくくらい積極的に」という言葉は選手にしっかり浸透していた。さらに、六回までリードを保てば76勝3敗とほぼ安泰。鉄壁の救援陣に、プロ野球新記録となる守備率9割9分3厘という堅い守りでイニングが進むほど安定した戦いができた。

 今季の充実ぶりは獲得した個人タイトルをみてもよくわかる。5年目で最多勝(16勝)を西武の菊池雄星と分けあった東浜巨を筆頭に、プロ野球新記録を打ち立ててセーブ王(54セーブ)になったサファテ、最高勝率(7割6分5厘)の千賀滉大、球団新記録となる72試合に登板して最優秀中継ぎ(46HP)になった岩崎翔がチームを支えた。野手陣も、内川聖一の代役で4番に座っていた柳田悠岐が最高出塁率を獲得。デスパイネは35本塁打と103打点の2冠で、昨季の課題だった長距離砲の役割を存分に務めた。

 CSでも戦い方が変わることはないだろう。打者は積極性を失わず、投手は中盤まで最少失点でしのげるか。そこが生命線になる。リーグ優勝決定後は5勝8敗。中継ぎ陣が崩れて逆転負けすることもあったが、工藤公康監督は優勝してからも消化試合にはせず、個々の調子を上げる場として位置づけてきた。優勝から1カ月も時間が経過すれば、2位争いを演じていた西武や楽天と比べて実戦感覚が鈍る可能性があるが、その心配はいらなそうだ。

 ただ、不安要素がないわけではない。143試合を全力で戦い抜いた副作用か、故障の連鎖はチームの功労者たちにまで及んだ。優勝を決めてからモイネロは左前腕の張り、東浜が腰の張りで登録抹消。CSは問題なさそうだが、間隔が空くことがどう影響するか。一方、柳田は9月20日の日本ハム戦でスイングしたときに右脇腹を痛めて途中交代。全治3週間の診断を受け、間に合うかは微妙な情勢だ。

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