戦略投資の事業で不正発覚 神戸製鋼、顧客離れの恐れ
アルミ製部材で品質データ改ざん

2017/10/9 0:38
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 アルミ製部材の性能データの改ざん問題は神戸製鋼所の経営に深刻な打撃を与えそうだ。神鋼は2017年3月期まで2期連続の最終赤字を計上しており、今期(18年3月期)は黒字転換を目指している。不正が発覚したアルミ・銅部門は同社の戦略事業と位置づけて集中投資をしている。不正の影響が広がれば成長戦略の見直しを余儀なくされる可能性もある。

 神鋼は今年5月、日本と韓国のアルミ事業に550億円を投資すると発表。アルミ圧延国内最大手のUACJと自動車や航空機部材の受注で激しく争うが、信頼低下で顧客離れが進みかねない。

 神鋼は電力事業などへの多角化を進めており、グループ売上高のうち鉄鋼事業の比率は4割を切っている。アルミ・銅部門はグループ全体の経常利益の25%(2018年3月期見通し)を占め、鉄鋼事業に並ぶ稼ぎ頭に育っている。

 企業体質も厳しく問われる。16年6月、グループ会社の神鋼鋼線ステンレス(大阪府)で日本工業規格(JIS)違反が発覚。コンプライアンス(法令順守)強化を掲げていた矢先に新たな不正が発覚した。

 09年には政治資金規正法に違反したとして犬伏泰夫社長(当時)が引責辞任しており、不祥事企業のイメージからの脱却も必要になりそうだ。

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