2017年12月14日(木)

「私を覚えて」立候補予定者駆ける 激戦必至の大阪2区
衆院選10日公示 運動会や祭り、ショッピングモールへ

衆院選2017
関西
2017/10/8 23:00
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 衆院選の公示が10日に迫り、自民党、日本維新の会、立憲民主党の3党による激戦区となる見通しの大阪2区では、陣営が8日朝から地元を駆け回った。運動会など秋ならではのイベントに顔を出したり、休日に人出が見込めるショッピングモールなどで街頭演説したり。立候補予定者らは子育て支援の拡充や消費増税凍結、格差是正などそれぞれの政策を訴えた。

「本人」と書かれたたすきをかけて街頭演説する衆院選立候補予定者(8日、大阪市)

 大阪2区は自民と公明両党が連携して戦い、立憲民主と共産党、社民党も共闘する方針。府内では新党「希望の党」が維新と選挙協力することで合意しており、「3極」が争う象徴区の1つとなる。

 自民前職、左藤章氏は午前11時前に生野区内の幼稚園の運動会に参加。壇上で「5歳までの教育を無償化する。子育て支援をしっかりやる」とあいさつした。

 2区は今回から区割りが変更され、旧1区の生野区が新たに選挙区に加わった。区内には旧1区の自民前職のポスターが残されており、左藤氏が今回張ったポスターと両方が並ぶ場所もある。

 前回は約2万票差をつけて小選挙区で勝利した左藤氏だが、陣営幹部は「有権者は間違えて旧1区の候補者名で投票するのでは」と気をもむ。

 この日は地域のスポーツ大会も訪れ、生野区を重点的に回った。左藤氏は「しっかり名前を浸透させたい」と話した。

 前回、比例復活となった維新前職の椎木保氏も午前9時前から活動を始め、東住吉区内の幼稚園の運動会に地方議員らとともに姿を見せた。町内会長や保護者らと握手し、「今後ともよろしくお願いします」と頭を下げた。

 その後は支援者を回り、秋祭りにも顔を出した。午後5時すぎには、市営地下鉄阿倍野駅前でマイクを握り、「消費増税を凍結する。議員定数と国家公務員の人件費の削減で財源を生み出す」などと力説した。

 終了後、椎木氏は「2区は立憲民主も出て注目されている。厳しい戦いだが、全力を尽くす」と意気込みを語った。

 立憲民主から立つ新人、尾辻かな子氏は午後3時、阿倍野区内のショッピングモール近くで街頭に立った。非正規雇用の増大による格差の是正や、自らも資格を持つ介護福祉士の処遇改善を訴えた。

 「排除の政治はこりごりだ」と新党「希望の党」を批判した上で、「安倍1強政治を止める。維新の躍進も止める」と政権や大阪を地盤とする他党にも矛先を向けた。

 夜には生野区内で地元の福祉関係者ら約10人を集めた勉強会に参加。政治家を志した理由を説明し、衆院選に臨む決意を語った。尾辻氏は「できたばかりの党。解散後、支援者を回る余裕もなかった」と焦りもにじませた。

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