立憲民主党 枝野代表「集団的自衛権容認できず」
枝野幸男・立憲民主党代表 立憲民主党はまっとうな政治を取り戻す。「誰かがどこかで決めて、多くの国民がそれに従わなければならない」、これは民主主義ではない。国民の草の根の声を踏まえた本当の民主主義を取り戻す。社会が分断され、格差が拡大し、少数の人たちが差別をされる。私たちの国にまっとうな政治を取り戻し、まっとうな社会を取り戻す。
▼脱原発
中野氏 立憲民主党は震災や原発事故の対応で混乱した菅内閣そのものだ。
枝野氏 菅内閣のときに東日本大震災と東京電力福島第1原子力発電所事故があった。全力を尽くしたが、至らない点がたくさんあった。だからこそ一日も早い脱原発を目指す。
▼立党の経緯
山口氏 民進党は希望の党ができるやいなや合流を決めた。小池氏から(リベラル勢力を)「排除する」と言われて、新党をつくったように見える。
枝野氏 民進党の前原誠司代表は「民進党の理念と政策を希望の党で実現する」と明確に言った。(希望の党への合流は)そう簡単にいかないと思ったが、代表の言葉をいったんは信じざるを得ない。くらしの足元にしっかり光をあてる政治勢力がなくなってしまうわけにはいかないので、立憲民主党を立ち上げた。
▼憲法改正
――自衛隊明記は安倍政権だから駄目なのか。
枝野氏 違う。いまの違憲の安保法制を追認するような憲法改正は賛成できない。集団的自衛権の一部を容認することは考えていない。いま自衛隊を憲法に書き込むことには賛成できない。