ロシア各地で反政権デモ 反体制指導者の逮捕に抗議
「公正な選挙」要求

2017/10/8 5:39
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 【サンクトペテルブルク=古川英治】ロシアのプーチン大統領の誕生日である7日、ロシア各地で反政権デモが起きた。2018年3月に予定される次期大統領選への出馬を目指す反体制指導者アレクセイ・ナワリニー氏が逮捕されたことに抗議し、同氏の出馬を認めて公正な選挙を実施するよう求めた。治安当局により全国で300人近いデモ隊が拘束され、負傷者も出たもようだ。

ナワリニー氏の解放を叫ぶデモ参加者(7日、サンクトペテルブルク)

治安部隊に拘束されるデモ参加者(7日、サンクトペテルブルク)

 プーチン氏の故郷であるサンクトペテルブルクでは5000人規模が「ナワルニー氏を自由に」「公正な選挙を」と連呼しながら市街を行進した。目抜き通りであるネフスキー大通り近くで治安当局がデモ隊を遮断、数十人拘束した。デモ隊の一部は人通りの多い中央駅前などで集会を再開し、治安機関とにらみあいになった。「プーチンのいないロシアを」「プーチンを裁判に掛けろ」と叫び、政権批判を強めた。

 デモ参加者は10代から20代の若者が目立つ。汚職の広がりや17年にわたるプーチン氏の長期支配に対する不満を強めており、「政治に競争がない現状はおかしい」「ナワルニー氏の出馬を認め、公正な選挙にすべきだ」といった声が相次いで聞かれた。

 ナワリニー氏は9月、大統領選をにらみ各地で本格的なキャンペーンを始めた。7日にはサンクトペテルブルクで集会を予定していたが、当局に拘束され、無許可で集会を組織した罪で2日に禁錮20日の刑を受けた。

 ロシアの中央選挙管理委員会はナワリニー氏が大統領選に出馬できる可能性はないとの見解を示している。2月に横領罪で有罪判決を受けたため立候補の資格がないと主張している。ナワリニー陣営は判決は政治的なでっち上げと反発、街頭運動で同氏の選挙への登録を求める世論を高め、出馬を実現する戦略に出ている。

 ナワリニー氏は政権の汚職を追及するブロガーとして脚光を浴び、反体制運動の中心的な存在になった。今年公開したメドベージェフ首相の汚職を告発する動画はユーチューブで2千万回以上再生され、ナワリニー氏が呼びかけた3月と6月の反政権デモはロシア全土に広がった。政権がナワリニー氏の立候補を認めるかが大統領選の焦点になっている。

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