北朝鮮、10日に党創建記念日 国際社会は挑発警戒

2017/10/7 23:29
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 【ソウル=鈴木壮太郎】北朝鮮は10日、72回目の朝鮮労働党創建記念日を迎える。過去にも記念日の前後に核実験や弾道ミサイル発射など大型の挑発を強行してきた。日米韓など国際社会は新たな挑発の可能性があるとみて警戒を強めている。

 党創建記念日は、金正恩(キム・ジョンウン)委員長の祖父、金日成主席と父の金正日総書記の誕生日、建国記念日と並ぶ4大祝日のひとつだ。金正恩氏はこの日に合わせ、祖父と父の遺体を安置する錦繍山太陽宮殿を参拝することが多い。

 金正恩氏の権威を高める内政上の理由から、記念日前後に核・ミサイルに絡んだ挑発に出る例が目立つ。2006年の初の核実験は党創建記念日の前日の9日に実行。16年は15日に中距離弾道ミサイル(IRBM)を発射し失敗した。

 北朝鮮は今年に入ってIRBM「火星12」を3回、大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の「火星14」を2回、発射した。9月3日には6回目の核実験も強行。金正恩氏は核開発が「ほぼ終着点にある」と語っている。

 ICBMの完成には実戦と同じ通常軌道で発射し、弾頭部が大気圏に再突入できるか検証する必要がある。韓国の専門家の間では、10日前後に火星14を発射する可能性を指摘する見方がある。

 ロシア通信によると、北朝鮮を2~6日に訪問したロシア下院外交委員会のアントン・モロゾフ議員(自民党)は6日「北朝鮮が新たな長距離ミサイルの実験を準備している」と指摘。平壌で会談した北朝鮮の「高官」はミサイルが「米国西海岸に到達可能」と主張したという。

 韓国大統領府は10日を控え、担当者が休日返上で警戒している。韓国の聯合ニュースが伝えた当局者の話によると、今のところ具体的な兆候はないという。

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